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能登牛のブランド化

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当社、「能登牛」ブランド化への取り組み

平成19年3月の能登半島地震による地域の被害と復興再建計画の立案・実施を契機に、当社は地域の外へ出て行くビジネスにも目を向けるようになり、地域外に も販売可能な保存性のある新商品の開発と、地域外ではまだ認知度の低い能登牛ブランドの普及強化への取り組みを開始しました。

即ち、当社が長年培った肉牛加工業者としての職人技である手切りカット技術を用いて肉の切り分けを行い、能登牛の特長である旨味成分のオレイン酸を多く含みながらも従来は未利用であった部位を切り出して、当社のレシピに従って調合することで、当社直営レストランのこだわりの味が出せるレトルト食品の開発に取り組みました。

その結果開発・販売開始した「能登牛レトルトシリーズ」が好調に売り上げを伸ばし、続く商品として、「能登牛しぐれ煮」を開発・販売することによりこれら新商品(能登牛レトルトシリーズ)が事業の新しい柱となりつつあります。

こうして当社が従来取得した能登牛の加工食品に関する製造、販売・販路に関わるノウハウを活用しながら、「能登牛しぐれ煮」の開発を図り、結果として能登牛の全国ブランド化を目指しております。

能登牛銘柄推進協議会の設立と「能登牛」の認知

「能登牛」(のとうし)は、石川県で飼育された黒毛和牛のうち、肉質などの条件を満たしたものに付与されるブランド名です。かつては「能登牛」「能登和牛」などの名称が混在していたが、平成7年に石川県内の肉用牛関係の各団体により設立された「能登牛銘柄推進協議会」により、「能登牛」のブランド名、認定基準が定められました。この頃から、能登牛の県内での人気が高まり、出荷頭数のほとんどが県内で精肉として消費されるようになりました。従って、この頃をもって能登牛が県内で認知され始めた時期と言うことができるかと思います。また、平成19年には「能登牛」の商標登録も行われています。

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