トップページ > 能登牛のブランド化
- ●当社、「能登牛」ブランド化への取り組み
- ●能登牛銘柄推進協議会の設立と「能登牛」の認知
- ●産地の活性化
- ●てらおかの「能登牛」ブランド化に対する思い
- ●レストラン「てらおか風舎」の経営
- ●「能登牛」の認定基準設置とブランド化
- ●全国ブランド化に向けて
産地の活性化
能登牛の県外での流通を増やし、全国に通用するブランドとするため、平成22年から石川県など関係団体が協力して、能登牛生産の倍増に向けたプロジェクトが進められて
います。
プロジェクトでは、手始めに流通量を確保するため、県内の県営牧場を再編し、能登牛の生産拠点を整備して受け入れ態勢を拡充した上で、能登牛の頭数を増やす農家への支援を行うことで生産体制を強化します。これらの対策により、プロジェクト発足から約5年後の平成26年度には、現在の503頭の2倍となる1,000頭の出荷を目指していくこととしています。
また、肉質の向上についても、オレイン酸含有率の個体差を遺伝子解析により調査することを予定し、設備購入の予算措置を取っています。解析に基づき、美味しい能登牛を肥育するマニュアルの作成を行うことで、肉質のおいしさを高めつつ、農家ごとの品質のばらつきをなくし、品質の高い能登牛を安定して生産、供給する体制を確立することとしています。これらの生産・供給体制に関するプロジェクトの実現と並行して、能登牛の全国ブランド化による知名度向上により、能登牛の買い手・需要家も県内のみならず全国化することと相まって需要が増加し、能登牛の生産農家の所得向上、新規就農者の増加につながり、産地の活性化の実現が見込まれています。
てらおかの「能登牛」ブランド化に対する思い
寺岡畜産グループ現会長である寺岡一夫は、昭和36年に制定された「畜産物の価格安定等に関する法律」による食肉規格格付事業と共に広がりを見せた牛肉ブランド化の時流を背景に、かねてより能登牛のブランド化を悲願としてきましたが、問題は、牛を肥育する農家が少ないため能登牛そのものの頭数が少ないことでありました。
この問題の解決には、当社単独の取組みでは困難でありましたが、常に肥育農家が共に成長していける市場環境にすることが大切と考え、能登牛を高値で買付たり、更には自らも牧場を営むなどして(現在は県に委託)、当社単独でも展開できる方法で地元産の能登牛の肥育・改良によるブランド化や供給量増大にいち早く取り組んできました。
このように当社においては、県が能登牛のブランド化を進める以前から能登牛のブランド化に取り組んできた歴史を有しています。能登牛のほとんどは石川県内で精肉として消費されていますが、当社では、クール便による精肉の直販を行っております。現在、首都圏を中心に多くの顧客を有しており、能登牛の熱心なファンとなって頂いております。